ストップ!! 家庭内食中毒。 アルコール除菌拭きは、頼れるつよい味方。
ストップ!! 家庭内食中毒。
アルコール除菌拭きは、頼れるつよい味方。
2011年10月25日更新
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毎年、3〜4万人がかかるとされる食中毒。
しかも症状が軽かったため報告されない“隠れ食中毒患者”を加えると、その数は何十倍にも跳ね上がるといわれています。
また、厚生労働省発表の食中毒発生状況データによると、毎年、原因施設が判明した食中毒事件のうちの15%近くが、家庭が原因施設だったものとして報告されています。このように、実は安全・安心と思いがちな家庭の食事環境にも落とし穴が。
おうちの中で思わぬ食中毒を引き起こさないためにも、キッチンや食卓での衛生習慣を見直しましょう!
しかも症状が軽かったため報告されない“隠れ食中毒患者”を加えると、その数は何十倍にも跳ね上がるといわれています。
また、厚生労働省発表の食中毒発生状況データによると、毎年、原因施設が判明した食中毒事件のうちの15%近くが、家庭が原因施設だったものとして報告されています。このように、実は安全・安心と思いがちな家庭の食事環境にも落とし穴が。
おうちの中で思わぬ食中毒を引き起こさないためにも、キッチンや食卓での衛生習慣を見直しましょう!
食中毒を広げる「二次汚染」。水拭きしている布巾はホントに清潔!?
生肉や魚、野菜などに付いている原因菌を口にすることで、つらい症状を引き起こす食中毒。その菌が体内に入り込む経路はさまざまですが、家庭内で特に気をつけたいのが、包丁やまな板、布巾などを媒介にした「二次汚染」です。中でも布巾はどうしても雑菌が繁殖しやすく、その布巾で調理台やテーブルを水拭きすることは、食中毒原因菌を“塗り広げる”結果になりかねません。
そこで一般生菌数測定試験をはじめ、さまざまな微生物関連試験を行なっている衛生微生物研究センターでは、布巾が本当に二次汚染の元になっているかについての実証実験を実施。
「えっ、毎日当たり前のようにしている水拭きはNGなの!?」
そんな気になる疑問に対する答えを、実験結果とともに探ってみましょう。
実験で判明! 布巾に付いた数個の菌が、半日たったら何百・何千倍に。
家庭内では日ごろ、布巾のお手入れはどんな風にされているでしょう?A: 水洗いしてそのまま放置、B: 水洗いしたあと干して乾かす、C: 週1回程度の頻度で塩素漂白剤に浸す。多くの人は使用した後の布巾をこの3つのいずれかの方法で洗ったりしていますよね。
これらを前提にまず最初に、①水道水で洗って絞った布巾、②水道水で洗った後、室内で一夜干した状態の乾いた布巾、③台所用塩素漂白剤に一晩つけ置きし、水道水ですすいでから絞った布巾の計3枚を用意。布巾に付着した菌が時間の経過でどのように増えるかを測定しました。
下記のグラフのとおり、どの布巾も初めはわずかだった菌が、一定時間を超えると急激に繁殖することが明らかになりました。
- ※0時間、4時間、8時間、12時間、16時間、24時間後の生菌数を、希釈倍養法を用いて測定。希釈倍養法とは、濃度不明の生菌を含む試料を希釈し、そこから0.1mℓずつ取り出して培地に塗布。培養して濃度ごとに生菌数を計測し、元の試料に含まれていた菌量を算出する方法です。
- ※一般家庭では使用済みの布巾を水洗いしても、雑菌や栄養分(肉汁や食べカスなど)を完全に除去できないことを再現するため、布巾にごく微量の食中毒原因菌3種と栄養分(肉汁)を付着させました。
- ※③の布巾は、一般的に布巾の塩素消毒は週1回程度とされているため、消毒後1回使用したと仮定した布巾を再現しました。
- ※温度30度、湿度65%の環境条件を設定しました。
- ※一般家庭の環境条件によっては実験結果より急速に菌が増えることもあります。
水拭きVSアルコール除菌拭きの“実力”を検証。
水洗いしても塩素漂白をしても、一定の時間が経てば菌が急速に増殖していた布巾。その布巾で水拭きすれば、調理台や食卓にさらに多くの菌を塗り広げてしまうおそれも…。そこで次に、時間の経過と共に菌の繁殖した布巾①②③の3枚と、②の布巾にアルコール除菌剤を吹きかけたもの(④)、キレイな乾いた布巾にアルコール除菌剤を吹きかけたもの(⑤)の計5種類の布巾を用意。
一般家庭と同様、食品の食べこぼしなどによって汚れていると想定した食卓を上記5種類の布巾で拭き、その上に残った生菌数を測定しました。
①水道水で洗って絞った布巾
②水道水で洗った後、室内で一夜干した状態の乾いた布巾
③台所用塩素漂白剤に一晩つけ置きし、水道水ですすいでから絞った布巾
④ ②にアルコール除菌剤を吹きかけた布巾
⑤キレイな乾いた布巾にアルコール除菌剤を吹きかけた布巾
②水道水で洗った後、室内で一夜干した状態の乾いた布巾
③台所用塩素漂白剤に一晩つけ置きし、水道水ですすいでから絞った布巾
④ ②にアルコール除菌剤を吹きかけた布巾
⑤キレイな乾いた布巾にアルコール除菌剤を吹きかけた布巾
- ※汚れた食卓の生菌数として、サルモネラ菌 52万個、黄色ブドウ球菌18万個、大腸菌16万個を設定しました。これは、見た目やニオイでは腐っているか気付かない程度に菌が増えた食品を食卓にこぼしたものと想定した菌数です。
- ※各布巾で拭いた食卓面10cm×10cmを、滅菌綿棒で拭きとったものを試験試料とし、希釈培養法を用いて食卓面上の生菌数を測定しました。
- ※0は菌が検出限度以下の菌数だったことを表しています。
実験によって、きわめて有効な除菌対策であることが証明された「アルコール除菌拭き」。さらに嬉しいのはその簡便性。